寸法安定性(吸水・熱膨張)|寸法安定性の高い削加工用樹脂素材のご紹介



非常に高い寸法制度が要求される用途では、吸湿・吸水による寸法変化が問題となります。切削加工で図面通りの寸法が達成できても、製品が実際に使用されるまでの間に空気中の水分を吸収して膨潤することにより、微妙に寸法に狂いが生じ問題となった事例があります。吸水率1%あたり、ポリアセタールコポリマーでは0.45%、ナイロンでは0.3〜0.5%程度の体積変化があると報告されています。
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セラミックPEEK(極低吸水性グレード) : TECAPEEK CMF
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金属と組み合わせて使用する場合、金属の線膨張係数と樹脂の線膨張係数が異なることにより、樹脂部品にクラックが入ったり、金属と樹脂の接着・密着不良を生じたりする原因となります。ガラス繊維や炭素繊維を添加することにより、線膨張係数を低下させることができますが、ガラス繊維などが配向している方向に限られます。ガラス繊維などがつっかえ棒のように働き、樹脂が伸び縮みしようとするのを妨げるからです。しかし、ガラス繊維などが配向している方向に対して垂直の方向は、樹脂が自在に伸び縮みしてしまうため、非強化グレードと同等の線膨張係数となってしまいます。
![]() PEEK ABW |
PEEK 低線膨張係数グレード
グラフ画像をクリックすると拡大できます。 |
| 結晶性 | 平衡 吸水率 |
飽和 吸水率 |
線膨張 係数 |
||
| % | % | 10-5/K | |||
ポリイミド樹脂(参考) |
1.3 | 5.4 | |||
PBI樹脂(参考) |
0.4 | 2.3 | |||
PEEK樹脂 TECAPEEK |
○ | 0.1 | 0.5 | 5 | |
PEEK 30%ガラス繊維強化グレード TECAPEEK GF 30 |
○ | 0.1 | 0.1 | 2 | |
セラミックPEEK(超低吸水性グレード) TECAPEEK CMF |
○ | 0.0002 | 4.4 | ||
PEEK 低線膨張係数グレード PEEK ABW |
○ | 0.1 | 3 | ||
ウルテム® TECAPEI |
0.7 | 1.25 | 5 | ||
PPSU樹脂 TECASON P MT |
0.37 | 1.1 | 5.6 | ||
PET樹脂 TECAPET |
○ | 0.25 | 0.5 | 7 | |
66ナイロン TECAMID 66 |
○ | 2.8 | 8.5 | 8 | |
6ナイロン TECAMID 6 |
○ | 3 | 9.5 | 8 | |
PVDF樹脂 TECAFLON PVDF |
○ | <0.05 | <0.05 | 13 | |
POM樹脂(コポリマー) TECAFORM AH |
○ | <0.3 | 0.5 | 10 | |
PC樹脂 TECANAT |
0.15 | 0.36 | 7 | ||
ノリル® TECANYL |
0.1 | 0.2 | 7 | ||
ABS樹脂 TECARAN |
0.4 | 0.7 | 8-11 | ||
PPホモポリマー TECAFINE PPH |
○ | <0.1 | <0.1 | 17 | |
PE樹脂 TECAFINE PE |
○ | <0.05 | 0.05 | 13-15 | |

